【2022年】シャルドネ ワインの選び方とおすすめ人気ランキング

【最終更新日】2022年10月7日

シャルドネはもともとブルゴーニュ地方で栽培されていたぶどう品種でしたが、現在では世界中で大人気のブドウ品種になっています。

コンビニやスーパーに並ぶリーズナブルなシャルドネも多いですが、高級ワインでは白ワインではほぼシャルドネの独壇場のようになっていて、1万円を超える白ワインはサイトを見てみても7~8割はシャルドネ種になっています。

 

世界中で大人気のため、ワインファンがご自分で飲む場合もありますし、プレゼントやイベント時に飲むような少し値が張るものまで幅広いのもシャルドネの特徴です。

 

今回は、ご自身で楽しむ用のコスパのいいシャルドネから、プレゼントやイベントにも最適なちょっとリッチな気分になるシャルドネまで、幅広くご紹介します。

名前が知られているブドウ品種ではありますが、実際のワインには大きく分けていくつかのパターンに分かれますので、まずは最初にざっくりと選び方を確認してみましょう。

 

【シャルドネの基礎知識はこちら】

 

シャルドネ ワインの選び方

ここだけ押さえる選び方①生産地域

シャルドネは大きく分けると生産地域でのわけかたと、ワインの造り方でのわけかたで大きくスタイルが分かれます。

まずは生産地域ですが、シャルドネは世界中で栽培されていて、どこの国でもほぼすべて栽培がされているといっていいでしょう。

その中にあってもやはりヨーロッパであればフランス、ブルゴーニュが断トツの存在感で、シャルドネと言えばブルゴーニュとイメージする人は多いはずです。

 

また、シャルドネは特にニューワールドと呼ばれるアメリカ、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカでも多く栽培されています。

これらの国ではコスパが良くて、ブドウが良く熟してリッチな口当たりのワインが多く見受けられます。

 

ここだけ押さえる選び方②造り方

シャルドネはワインの造り方も特徴があって、大きく分けると2つに分類できますので、ここは必ず押さえておきましょう。

まず一つ目が木樽熟成をさせたリッチな風味のシャルドネです。

ブルゴーニュワインでも特にコートドボーヌ地区のシャルドネは木樽熟成をさせてバターっぽい印象やヴァニラ、トーストの風味がよく出たワインに仕上がります。

そして二つ目が同じブルゴーニュであっても全く別物の味わいになります。

北部のシャブリ地区はステンレスタンク熟成をさせたパリッとしたシャープな味わいに仕上がることが多いです。

 

ニューワールドではほとんどが木樽熟成をさせたリッチな口当たりのものが多いです。樽の風味やバターやバニラの風味がお好きな方は、ニューワールドの高級シャルドネがお勧めです。

 

熟成能力もシャルドネの魅力

他の白ブドウ品種に比べてシャルドネはその熟成能力も大きな魅力の一つです。

良く表現されるのが、ブルゴーニュ地方のピュリニーモンラッシェのワインです。

ピュリニーモンラッシェのワインは若いうちはピーンと張りつめた、鉱物的で固い仕上がりになるとされていますが、熟成をすることで一気に華が開き、魅力を何倍にもさせることで知られています。

 

シャルドネは若いうちでも楽しめますが、熟成をすることで大きく価値を上げるものもありますので、熟成感を楽しみたい場合は7~8年たったワインを選んでみるのもいいですね。

 

 

温度を適切に!グラスも選びましょう

せっかくの上質なシャルドネですので、できれば最適な環境で、ワインを美味しく飲みたいですよね。

シャルドネは白ワインの中では比較的高めの温度で楽しむのがいいとされています。

普通の白ワインは6~8度程度ですが、上質なシャルドネですと10度程度が最適とされています。

もしご自宅にセラーがない場合はお飲みになる前日などに冷蔵庫で冷やして、ワインクーラーに氷だけを敷いてその上にワインボトルを置きましょう。

こうすることで最適な温度に近づけます。

 

また、グラスも高級なシャルドネになればできればこだわりたいところです。

一般的な白ワイングラスよりもやや大ぶりで、少量ずつ注いで香りを楽しみ、気分を盛り上げて味わってみてください。

 

シャルドネ ワインの人気お勧めランキング

それではここから具体的にワインブックスお勧めのシャルドネ人気ランキングをご紹介します。

まずはリーズナブルで基本的なシャルドネをおさえたうえで、ニューワールドのシャルドネ、そして高級ワインのシャルドネを見てみましょう。

 

【本当にざっくり解説】

・人気と品質の点ではフランス、ブルゴーニュが断トツです。

・リッチな口当たりでヴァニラやトーストの風味を楽しめるのがカリフォルニアのシャルドネです。

・樽の風味と果実の味わいの濃密さを楽しめるのはオーストラリアのシャルドネです。

・コスパがよく、濃縮しながらもエレガントな風味を楽しめるのがニュージーランドのシャルドネです。

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基本のシャルドネ

リムー シャルドネ フュ ド シェーヌ キュヴェ シャトー ド ヴィルロング

リムーは南フランスにある小さなアペラシオンですが、変わっているのが樽発酵樽熟成が義務になっているところです。

樽で発酵させたまま、そのまま熟成をさせることで酵母が自然に樽の内側に付着し、その結果樽の穏やかな風味が楽しめるようになっています。

樽熟成をさせたシャルドネの典型例の様な味わいですので、まずは基本の樽シャルドネの一本としてお勧めします。

 

ルイラトゥール シャブリ ラ・シャンフルール


ルイラトゥールはブルゴーニュ地方では伝統と歴史のある生産者です。

シャブリはシャルドネのピュアなところを余すところなく表現しますが、その中でもACシャブリはパリッとした口当たりでさわやかな風味とあふれる果実味を楽しめます。

樽シャルドネとは違い、さっぱりとしてきりっと引き締まった酸味を楽しめます。

 

マコンフュイッセ ヴァンサンジラルダン


熟成の進んだシャルドネを試したい場合にお勧めの一本です。

10%の新樽を含むオーク樽で熟成させ、その後に瓶内で熟成をさせています。

マコネ地区は温暖で、酸味が穏やかになりやすく、そのため熟成が進みやすいので今がまさに飲み頃です。

 

ニューワールドのシャルドネ

シレーニ シャルドネ


ニュージーランド、ホウクスベイにある名門ワイナリーのシャルドネです。

リッチな口当たりと引き締まったボディ。ややクリーミーな味わいのソフトな風味を楽しめます。

 

ケイプメンテル マーガレットリバー シャルドネ


ケイプメンテルはオーストラリアの西オーストラリア州、マーガレットリバーの名門ワイナリーです。

トロピカルフルーツやトースト、バターの様な風味が楽しめ、大変に余韻の長い風味を楽しめます。

凝縮し、リッチな口当たりのシャルドネを楽しみたいときにお勧めです。

 

バレルファーメンティド・シャルドネ 2020 ステレンラスト


南アフリカ、ステレンボッシュのシャルドネです。

搾汁後に樽で発酵し、そのまま樽内で熟成をさせます。

柑橘系のフルーツに加えてリッチな樽の印象が心地よく広がります。

 

 

イベントやプレゼントにピッタリの高級シャルドネ

モレ サン ドニ アン ラ リュ ド ウ゛ェルジィ ブラン

モレサンドニはブルゴーニュの北部、コートドニュイにある生産地域です。

赤ワインで知られる村ではありますが、白ワインも秀逸です。

斜面上部で栽培されたシャルドネを使ってきりっと引き締まって、かつ熟成による複雑さを楽しめます。

 

ムルソー プルミエクリュ ヴァンサンジラルダン


ムルソーブラニーの2015年ものです。

専門家の評価も高く、かつ、今がまさに飲み頃の仕上がりになっています。

 

コルトンシャルルマーニュ ルイラトゥール

コルトンシャルルマーニュの最大所有者で、かつ、ワインの名前を押し上げた伝統と歴史のある生産者です。

価格が上がっているコルトンシャルルマーニュでは良心的な価格で、かつ、最高の熟成状態を楽しめます。

 

 

 

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